この時期は別れと出会いが交錯し、複雑な気持ちにさせられる。
我が球児達も、大切な仲間との別れを経験した。共に歩んできた時間を惜しむ気持ちと、新天地で頑張れと応援する気持ちとが交錯しながら共有した時。大切にしたいね。
いよいよ4月に入り例年になく早咲きの桜が満開のなか、大きめの制服に身を包んだ中学生が初々しい姿で登校している。
南部球友の1年生も緊張と不安と希望と、色々な思いのなか登校していることだろう。
楽しい3年間になることを切に願うばかりである。
3年生にとっては新年度が始まったばかりではあるが、全日本まではすでに1か月を切った。とかく本番が迫ってくると変に気合を入れてみたり、不安に煽られてみたりしてしまうものであるが、それらは結果に対して強い執着があることで起こること。
結果を目標にすることは必然的ではあるが、執着することとは意味合いが違う。
結果というものは直前になって何かをしたら変わるものではなく、これまでのそれに対する積み重ねにより、自ずとついてくるものである。
つまり、あと1か月しかないのではなく、まだ1か月あるのだと考えてその間にこれまで通り積み重ねを継続することが重要である。
結果への執着は、周囲の過度な期待によっても左右され、『勝ちたい』がいつのまにか『勝たなきゃ』に変わってしまう。しかし、それではせっかく積み重ねてきた力があるのに、それらの力を発揮できなくなってしまうかもしれない。
どんなスポーツでも結果に対する期待やプレッシャーはあるものだが、それらはどんな形であっても、無邪気な圧力にすべきではない。
積み重ねた力を存分に発揮することで結果がどうなるのか、それらを楽しみながらプレッシャーを味方にしよう。
頑張れ!南球球児!!