梅雨空のなか連日の雨が悩ましいが、高校野球夏大会も開幕した。
中学生においても例外なく、7月3日・4日と中部日本少年軟式野球大会北信大会が行われた。
梅雨前線も北信以南に多くの雨を降らせ、そこから逃げるように長野県最北に位置する飯山市営球場で大会が行われた。
軟式野球連盟の皆様をはじめ、大会関係者の皆様には、コロナ対策・天候不良・日程調整等々、子供たちの為にご苦労をいただき、大変感謝しております。
本当にありがとうございました。
さて、試合はというとお題目にあるように、準優勝となり、惜しくも県大会を逃した。
まずは、3日土曜日準々決勝。対戦相手は屋代中学校。相手投手のコントロール良く前後左右に揺さぶる投球に上手く対応し、序盤から打線がつながり得点を重ねる。守備は毎回ランナーを背負う我慢の展開。しかしながら要所を抑え6-2で見事勝利。
翌4日。準決勝・決勝のダブルヘッダー。各チーム投手1日100球制限のなか2試合。難しい選択を迫られる1日となる。
準決勝、対戦相手は山ノ内中学校。練習試合では苦い思いをさせられた。
雪辱を晴らす思いで臨んだ1戦。結果は2-0勝利。初回些細なミスで出したランナーを2年生捕手が3塁捕殺で好プレー。相手采配への捕手による抑止力というのは絶大。野球が大きく変わる。他守備陣の好プレー連発で波に乗り、初回以降2塁を踏ませない投手の好投。序盤の少ないチャンスで得点。ナイスゲーム。
そして、決勝。時間を追うごとに強くなる雨。時折大粒の雨が降る。
互いに条件は一緒。対戦相手は強敵、更北中学校。
序盤のチャンスで手堅い策と貴重な1本で3点を先行されるが、その後は良く踏ん張り我慢。2年生投手の好リリーフにも助けられ追加点を許さない。
中盤、連打で走者2・3塁のチャンスで内野ゴロ2本で2点。『打線』と書くように攻撃は繋がりが大切とつくづく感じた瞬間。相手守備陣も2点までは仕方がないと、1アウトをとりに行く守備陣形。1点差に詰め寄るも完全に守られた。
終盤チャンスを広げ、逆転ムードが右肩上がりの中、無情にも時間終了。1点及ばず。
負けはしたが、良く頑張った!ここまで良く勝ち進んだ!
ベンチ内外の選手達も本当に良くサポートしてくれた。筆者は試合の動画撮影もしていたが、見返すと皆の声が良く聞こえる。
ベンチ内でも3アウトを取って帰ってくる選手達を、笑顔で迎えてくれるメンバー外の選手達。それがどんなに心強いか。
ベンチの中や外では、出場メンバーの想像を超える無力感と闘いながら見守っていたことだろう。君たちの想いが彼らを鼓舞し、勇気を与えてくれた。
チーム(組織)である以上、中には複雑かつ多様な垣根があるものだが、それらを越えて皆がここまでチームを押し上げてきた。
北信2位は県ベスト8。高校野球でも県ベスト8は相当なもの。
出来なかったこと、上手くいかなかったこと、あって当然。まだまだ発展途上。
胸を張れ。落ち込むな、反省をしろ。そして、次を見据えて更なる努力を。
『野球』にも『人生』にも『成長』に『終わり』はないのだから。
頑張れ!!南球球児!!!